玄米せんせいの弁当箱

2011年06月16日

先日、2日間京都で保健指導のお仕事でした。
普段は自家用車での移動ばかりですが、今回は公共交通機関を使ったので、移動中に本を読むことが出来ました。

一つは原子力発電に関する本ブック
以前から、広島にお住まいの副住職の方より色々な資料を頂き、読む度に「う~ん・・・・」と考えさせらて来ました。今回読んだ本は、ずっと以前に書かれた本ですが、その中のことが今現実に起きてしまっている・・・・。簡単には感想は言えません・・・。
ただ、著者の方が戦時中に感じた思いとして「個人倫理より国家の悪が最大の悲劇をもたらす」という言葉がありました。
戦後の学校給食や栄養教育の裏には、国と国の事情が見え隠れしていたり・・ってことを考えると、なるほど・・・合点。と思いました。
原子力発電や学校給食、ハンセン氏病問題や血液製剤その他様々な分野において、国の力を思うと、個人の力の無力さを感じてしまい、ついつい国に流されるままに日々を送ってしまいがちになるけれでも、そんな中、訴えを続けていく方々に脱帽です。
爪の垢を煎じて飲ませて頂きたいですお茶

二つ目は「玄米せんせいの弁当箱」。何年振りだろう・・・?マンガを読んだのは。
「食べる事は生きる事」
「食文化を知る事は、それぞれの食べ物にまつわる物語を食べるという事なんだ。」
「一般に『食事のバランスが大切』とは言うけれど、最高のバランスはそこにある健康な命を偏りなく全ていただく事じゃないかな。」
「野菜の命を守っている皮をむいて中身だけを食べるなんて、もったいない話だよ。どんなにたくさん食べたとしても、それで命のバランスが保てるだろうかねぇ?」
「食べる物が乱れると体調が乱れる。体調が乱れると人生まで狂わせてしまう。だから食べ物に気を配ることが人生を大切にすることに繋がるんだ。キミ達の未来はこの一杯の茶碗の中にあるんだ!」
子育て中の方にも読んでもらいたい本でした。
涙ぐむ場面もありつつ、勉強にもなる本でした。
幕内先生の話にも通ずるものが随所にありました。
(まだ2巻までしか読めていませんが・・)


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Posted by 学校給食と子どもの健康を考える会 香川 at 09:39│Comments(0)グルメ・料理・飲食店
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